EA(エキスパート・アドバイザー)とは、FXの自動売買ツール「MT4」で使える自動売買ソフトのことです。
EAを使えば24時間パソコンにかじりつくことなく、自動売買で利益を上げることも可能です。
EAは無料で導入・利用ができるので、FX初心者でも簡単にトレードを行うことができます。
この記事では
この2点についてお答えしていきます。
自動売買ソフトEAは初心者には稼ぎやすいトレード方法
結論からいえば、初心者がEAを使うのは正解です。
なぜなら、EAは最初から「トレードで成功している人のロジック」がプログラムされているからです。
EAを使うことで、その手法をそのまま自動で動かす事ができるのです。
これにより、トレードを1から学ぶよりも短い時間で稼ぐことが可能になります。
FXトレードの手法は2パターン
FXで失敗してしまう大きな要因の一つに「自分で作ったルールを自分で破る」ということが挙げられます。
前回の記事の【初心者必見】FXで負けるのには理由がある!負ける人の8つの共通点!でも書きましたね。
初心者の場合はテクニカル分析が未熟なので、裁量トレードを行うと「損切りの決断が出来ずに見逃した」という失敗をしかねません。
しかしシステムトレードなら、売買ロジックのテクニカルポイントが発生した時点で自動でトレードします。
人の感情に左右されないので、常に一定の利益を上げることも可能になります。
ですから、初心者こそEAを使った自動売買を行うべきなのです。
自動売買ソフトEAを使う際の注意点
自動売買ソフトEAを使ったからといって、初心者なら確実に稼げるというわけではありません。
EAを放置したままでは稼げない
EAは自動トレードしてくれるので、経験の浅い初心者や忙しい人に最適のトレード手法です。
とはいっても、設定した後「ほったらかし」で稼ぎ続けられるかというと、答えはNOです。
EAソフトの売買ロジックは、あくまでも過去の成績を元に作られたシステムです。
相場・政治・経済の転換により大きく相場が変わると、これまで使っていたEAが不調になることもあります。
つまり、EAを使ったからといって常に右肩上がりに稼げるわけではなく、一時的に損失を出すことも十分あるということです。
この変動リスクを早々に察知するためにも、自動売買であっても2日に1回は運用状況を確認すべきですね。
EAを使えば必ず勝てるとは限らない
どんなに優秀なEAを使ったとしても、100%絶対にトレードで勝てるなんてことはありません。
時代が移り変わることで相場環境も相場局面も変わっていきます。
経済や政治環境が変化すれば、これまで有効だったEAのロジックが効かなくなることもあります。
その為にも、EAは同じモノずっと使うのではなく、成績の違うEAをいくつか組み合わせて使うことも重要です。
初心者がEAを選ぶ際の5つのポイント
EAを導入すれば、初心者でも早い段階から利益を上げることが可能です。
ただ、無料・有料も含めて数が多すぎるので、何を選ぶのが正解かわかりませんよね。
そこで初心者向けに、良いEAを選ぶ5つのポイントをお伝えします。
資産残高のグラフが右肩上がりのもの
EAのダウンロードページには、資産残高のグラフが表示されています。
グラフが時々急降下している場合は注意が必要です。
できるだけ安定して資産残高が右肩上がりのものを選びましょう。
総取引数が1000回以上
EAの中には、バックテストの結果を盛るためにトレード回数を少なく設定しているものもあります。
ですから、本当に信頼できるEAを選ぶ際は、1000回はトレードしているEAを探すのがコツです。
LongとShortの取引数が同数程度
「買い」と「売り」がバランス良く取引されているEAは優良と言われています。
どちらかに偏ることなく、だいたい同じくらいの取引回数のものを選ぶのがオススメです。
プロフィットファクタが1.30以上
プロフィットファクタとは、利益額と損益額の比を示したものです。
収益と損益がトントンだと1.00になります。
最低でも1.30くらいあれば合格ラインとといったところですね。
最大ドローダウンの許容範囲
ドローダウンとはEAが不調になった際、どくれくらいまで資産を減らすことを許容できるかです。
例えば、ドローダウンが50%の場合は資産が半分減る事になります。
許容範囲は人によって様々でしょうが、初心者の場合はドローダウン2~3%を目安に探すのがオススメです。
まとめ
自動売買ソフトEAは初心者には稼ぎやすいトレード方法です。
優秀なEAを選べば短期間で利益を上げやすく、自動的にトレードしてくれるのでプライベートを重視しながら稼ぐことも可能です。
ただ、EAを選ぶ際はよく条件を確認してから導入するようにしましょう。
これらの条件をしっかり吟味すれば、初心者でもEAで利益を上げることは十分に可能ですよ。
非常に簡単ではありますがEAについて解説させていただきました。
2022年2月現在、私はアンビションシステムαというEAを導入しています。こちらの運用結果も今後は記事にあげていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。