FXは90%の人が負けていると言われている投資方法です。そのため、投資としてFXを始めた方の中にも、「稼げると思ったけれども損失ばかり」「あっという間にロスカット」などと感じている方は多くいるのではないでしょうか?
私はそうでした。
そこで私はなぜ負けたのか、なぜ何度も損失を出してしまうのか徹底的に調べることにしました。そこで今回は、私が実体験を元にFXで負ける人の特徴について考察した結果述べていきたいと思います。
FXの実態
まず「FXは90%の人が負けていると言われている投資方法です。」という実態についてです。Googleで「FX 負け 9割」で検索するとこの文言で始まる記事が数多く見受けられます。しかし、この根拠となるリソースなるものが明示されている記事は殆どありません。
結論から言います。この90%負けているは事実かどうか完全に証明されていません。色々調べた結果、これは「一般社団法人金融先物取引業協会」が出している2015年のデーターで店頭FX口座数5,911,659口座に対して稼働している実績口座が756,975口座しかなく、約87%が未稼働の口座であるというところからきていると考えられます。つまり、未稼働の87%の休眠口座はFXをやれなくなった人の口座なので約90%は負けて退場しているというロジックなんだと思います。
実際には口座開設時のキャッシュバック目当ての口座開設、1人で複数の口座の所持、勝ったけど別の理由でやらなくなった、など様々な理由も考えられるので全ての休眠口座がFXで負けて退場してしまった口座と一概に言い切れません。
しかし、海外FXWIKIが行ったアンケート調査によればFX投資家の約7割が1年以内に退場しているというアンケート結果もでています。
つまり、2つのアンケート結果からみてFXは負ける可能性が高い投資方法であると私は考えています。
FXで負ける人の共通点8つ
負ける人が大勢いるのであればそこにはある種の共通点があると私は考えました。
では、FXで負けてしまう方にはどのような共通点があるのでしょうか?その特徴について書いていきたいと思います。
FXの知識がない
投資を始める時に、何も勉強せずに始める方はかなり多くいます。その理由はさまざまなことが考えられますが、その1つはFXは相場が上がるか下がるかによって利益が出ると考えている方が多いからだと言えます。
しかし、FXはギャンブルではないので、そのような思考では続けて勝つことはできません。全く知識がない状態だと、同じような失敗を何度も繰り返してしまいますし、勝った時もどうして勝てたかという理由が分からないため、再度再現することはできません。そのため、負けが続いてしまうのです。
損切りができていない
負ける人の1番の特徴に、損切りができないことが挙げられます。損切りとは、自分が持っているポジションが予想と逆に動いている場合に、損失額をできるだけ抑えるために早めに決済を行うという方法です。もちろん相場が戻ってきて、プラスで終着できる可能性も0ではないのですが、それと同じように大幅な損失を抱えてしまう可能性も十分にあるのです。
しかし、損切りができない方は「いつかきっと戻ってくる」という根拠のない妄想を信じてしまったり、「損失が出るのが嫌だ」という感情が強くなってしまい、損切りに踏み切ることができません。そのため、大きな損失を抱えて、それをなかなか取り戻せないという事態になってしまうのです。
投資で利益を出すためには、より損失額を小さくして利益が出せる時に大きく稼ぐことが重要です。このことから、損切りができなければ確実にプラスで終わることはできないと言えるでしょう。
早く利確してしまう
先ほどもお伝えしたように、投資で利益を出すための基本はより損失額を抑えて利益を大きく出すことです。
しかし、負けてしまう方の中には、ポジションがプラスになったらすぐに利確をしてしまう方が多くいます。その理由は、また相場が変動してマイナスになってしまうことを恐れているからだと言えます。ただ、このように大きく利益がとれるタイミングで利益が少なくなってしまうと、なかなかプラスに持ち込むことはできません。
すべてのポジションでプラスを出すことは不可能に近いと考えます。きっとプロの投資家でもマイナスを出してしまう取引もあるとおもいます。しかし、できるだけ損失額を抑えて利益を出せるところで大きく稼いでいるからこそ、最終的に大きな利益を残すことができるのだと思います。そのことを頭に入れて取引を進める必要があるでしょう。
感情に任せて取引をしている
ここまで説明したことと共通するのですが、負けが続いているトレーダーの多くは感情に任せて取引を行っています。FXを行っている方の大半が「できるだけ損失を出したくない」と思って取引をしているため、重要な局面になったら不安になったり冷静な判断ができなくなってしまう方も多くいるようです。
しかし、そのような時にその状況に応じた行動を行わなければ、利益を出すことはできないでしょう。そのため、どれだけ感情のコントロールを行えるかどうかが勝つために重要なことだと言えます。
負けた時に分析を行わない
FXの取引を行っている方の中には、リアルタイムでの取引にばかり集中している方が多いです。しかし、本当に重要なのは取引が終わった後です。
負けが続いているということは、自分の取引に何かしら原因があるのです。つまり、今自分が負けている原因を突き止めて、その原因を改善することができれば、勝率を上げられる可能性があるということになります。そのため、負けからしっかりと学び、次の取引に活かすことが重要だと言えるでしょう。
資産管理ができていない
投資をする上では、資産管理も重要なファクターです。負けが続いている方は、自分の投資している証拠金に見合わないレバレッジをかけた取引をしていたり、必要以上にポジションを持っているという方が多いと思います。私もそうでした。このような取引をしていると、かなり短い時間であっという間に証拠金がなくなってしまう可能性が高いのです。もちろんFXはレバレッジをかけることによって、効率よく資産を稼ぐことができることが魅力の投資方法ですが、それを行うためには一定のスキルが必要となります。スキルや知識がない状態でそのような投資を安易に行っていると負ける可能性を高めてしまうでしょう。
余剰資金で取引をしていない
投資の基本は、余剰資金を使って取引をすることです。
しかし、負けが続いている方は自分の生活費を投資に回していたり、借金をして投資をしている方が多くいます。このような状態だと、資産が減ってしまっている時に感情的になってしまい、余計に負ける可能性が高まってしまいます。また、負けてしまった後には取り返そうと思って無理な取引をしてしまうこともあるでしょう。このようなことにならないためにも、FXでの投資を行う際には余剰資金を使うことをおすすめします。
トレードルールを決めていない
FXで負ける方の多くは、自分のトレードルールを決めていないことが多いです。
しかし、トレードルールを決めていないと、トレードをしながら今どうするのかを判断する必要があります。そうすると、その時の感情に流されてしまう可能性がありますし、目の前の相場の動きに翻弄されて本来自分がやりたいと思っていなかった取引を実行してしまうことも考えられます。
そのため、トレードルールを決めておくことはとても重要です。しかし、トレードルールを決めていても、それを守っていなければ意味がありません。自分で決めたルールは必ず守り、それに従って取引を行うようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?FXで負けてしまう方には共通点があります。もしも該当していると思う点があるのであれば、その点を改善していかなければ今後も負けが続いてしまう可能性が高いと言えるでしょう。
ただ、今問題となっている点を改善することができれば、安定して利益を出せるトレーダーになれる可能性も十分にあります。まずは自分と自分が行っているトレードを見直して問題点をあぶりだし、改善策を考えてみてはいかがでしょうか?
ちなみに私が徹底的に気を付けているのが資産管理、トレードルールの2つです。とにかく多額に現金を入金し、決まったロット数以上ポジションを持たず、決まったPIPS数で必ず決済するという鉄のルール守り毎日トレードしてます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。